好きとフェチも違う?

最近は「フェチ」という言葉が一般的になりすぎて、どんどん意味が薄れて行く傾向があります。
最近では「フェチ」と「好き」という言葉を混同させている人も多いのですが、実際は大きく異なる言葉なので、注意が必要です。

「フェチ」という言葉には、「好き」という言葉よりももっと深い意味がこめられています。
「フェチ」は、身体の一部や衣服・その他記号化された様々な物品・現象に「個性的」な執着を見せたり、性的な興奮を覚えることを指します。
「好き」という言葉よりも限定的な意味があると思ったほうが良いでしょう。
例えばよく聞く「おっぱいフェチ」という言葉ですが、大半がただの「おっぱい好き」であるように思えます。
おっぱいに対して性的な興奮を覚えることは当然の反応なので、フェチにはあたりません。
本物の「おっぱいフェチ」は個性的な執着、すなわち常軌を逸脱した行動も見られます。

多くの人間にとって、おっぱいは言わば副菜です。主菜は女性とセックスをすることで、その行為に性的興奮を感じます。
おっぱいはその興奮を増幅させるだけに過ぎません。
しかし本物の「おっぱいフェチ」は、おっぱいが主菜になります。ゆえに、理想のおっぱいでなければ興奮せず、セックスができません。
おっぱいに対する執着は常軌を逸しており、風俗店に行ってもおっぱいしか触らないようなレベルで固執します。
このように異常な執着があって初めて、それはフェチになります。

本物のフェチになると変質的なまでの執着を示しますので、精神医学的な疾患と捉えられる場合もあります。
ここまでのフェチはなかなか見られないので、今使われてるフェチという言葉は、せいぜい「特別に好き」といったニュアンスでしょう。
もはや「好き」と同じ意味合いで使われることが多いのですが、やはり本来の意味も覚えておきましょう。